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〜2024年度版ギフトの購入場所調査 使い分け編〜 多様化と使い分けが進むギフトの購入場所。両親にギフトを贈るならECサイト、同性の友人にはソーシャルギフト、仕事の取引先ならギフト専門ECサイト

オンラインギフトサービスを通じた幸福度の高い世の中の実現を目指す「ギフトモール オンラインギフト総研」は、ギフト利用の実態を探るため、2023年7月から2024年6月の1年間のギフト購入実態(オンライン、リアル店舗含む)について、全国10代~50代の男女、合計2,250人を対象に調査を行いました。このうちオンラインのギフト購入場所に焦点を絞って分析をした結果、ギフト利用に関する生活者の新たな実態が明らかになりました。以下、ご報告いたします。

 

ギフトモール オンラインギフト総研 所長  小川 安英

1998 年リクルート(現リクルート HD)入社。人材、旅行、金融にまたがる幅広い領域に従事したのち、 ギフト領域におけるイノベーションを目指し、2020 年 7 月ギフトモールに参画。10 兆円の規模を持つギフト市場の中でも特にオンラインギフトの可能性に着目し、利用率の推移や市場動向を分析。次世代ギフトの形を精力的に探求。

 

■調査結果

1.【贈り方】総合ECサイト・ギフト特化型ECサイトで購入したギフトのうち、約半数は「郵送」で贈られている

オンラインのギフト購入場所の「総合ECサイト」・「ギフト特化型ECサイト」・「ソーシャルギフトサービス」の3つのチャネルごとにギフトの贈り方・アイテム・シーン・相手・ギフトの単価の調査を行いました。結果を比較することで、各購入場所の特徴や傾向がわかりました。

総合ECサイト・ギフト特化型ECサイトは共に1位が「手渡しで贈った」となり、2位は「郵送・宅配で贈った」、3位は「ソーシャルギフト(SNS等でURLを送信)で贈った」となりました。「郵送・宅配で贈った」はそれぞれ52.0%、47.1%となり、約半数の方がECサイトで購入し、受取人のご自宅などに郵送して贈っていることがわかりました。

ソーシャルギフトサービスは100%が「ソーシャルギフト(SNS等でURLを送信)で贈った」と回答しました。

ギフトの贈り方は手渡しが主流と考えられていましたが、ECサイトやソーシャルギフトサービスの発展により郵送やソーシャルギフトなど新しい贈り方が生まれ、贈り手の選択肢が増えたと言えそうです。今までは直接会うことが難しい場合は贈ることを諦めることがあったと考えられますが、選択肢が増えたことにより機会を逃さずにギフトを贈ることができるようになってきていると考えられます。

 

2.【贈るアイテム】ソーシャルギフトサービス、ギフト特化型ECサイトで進む「デジタルギフト」

全ての購入場所で最も多く購入されている商品のカテゴリは「グルメ・スイーツ」でした。シーン・相手問わず定番のギフトのカテゴリだということがわかりました。

その他、全体的な傾向としては、以下の通りの結果となっています。

 

①総合ECサイトは「文房具・ガジェット・趣味」、「花・植物」、「ベビー・キッズ」、「旅行」など、あらゆるカテゴリのギフトが総合的に購入されていることがわかりました。

 

②ソーシャルギフトサービスは2位「電子チケット」、5位「デジタルギフトカード」という結果になり、他の購入場所と比較してソーシャルギフトサービスならではの非常に特徴的な傾向が見られました。モノではなくオンラインで受取人が自由に使用することができるギフトが支持されており、気軽に贈ることができる商品が求められていると言えます。

 

③ギフト特化型ECサイトは総合的なカテゴリが並ぶ一方で、10位に「電子チケット」が入る結果となり、総合ECサイトとソーシャルギフトサービスの両方の特徴を融合させたような調査結果となりました。

 

3.【贈るシーン】特別な日ではなく「感謝やお祝いの気持ち」を伝えたいときに気軽に利用するサービスが躍進

全ての購入場所で「誕生日」が最も購入されているギフトシーンだという結果になりました。

総合ECサイトと比較して、ギフト特化型ECサイト、ソーシャルギフトサービスは「感謝やお祝いの気持ちを伝えたいと思ったとき」に利用することが2番目に多い結果となっているのが特徴的です。誕生日や母の日、クリスマスなどの特別な日に限らず、ギフトを贈りたいと思ったときにすぐに思いつくサービスとして、これらのサービスの認知度が定着してきたということの示唆かもしれません。

 

4.【贈る相手】両親にギフトを贈るならECサイト、同性の友人にはソーシャルギフト、仕事の取引先ならギフト専門ECサイト

以下、購入場所ごとに相対的に差が大きく出た選択肢に絞って結果を見ていきます。

 

①総合ECサイトは「母親/父親」43.4%、「配偶者・パートナー」22.9%、「自分の子供」16.2%と他チャネルに比べ高い結果となり、両親をはじめとした家族へのギフトが購入されている場所であることがわかりました。

 

②ソーシャルギフトサービスは「同性の友人」が40.7%、「SNS上でだけ知っている友人」が11.1%となり非常に特徴的な傾向が見られました。友人へのお礼やお祝いの気持ちを伝えるギフトや、名前や住所を知らない間柄の方に気軽なギフトを贈るときに、支持されている場所であると言えます。

③ギフト特化型ECサイトは「祖父母」が5.7%、 「仕事の取引先」4.8%という結果となりました。仕事関係など失礼があってはならない相手へのギフトを贈るときは、ラッピングや熨斗などマナーが整っているギフトが求められます。ギフト特化型ECサイトはそのような安心感のあるギフトが揃っている点が支持された理由ではないかと考えられます。

 

5.【贈るギフトの単価】ソーシャルギフトサービスは安価な気軽に贈るギフトの需要が高い

総合ECサイトは2位「5,001~10,000円」、3位「10,001円以上」と高単価も上位にランクインしていますが、幅広い価格帯のギフトが購入されていることがわかりました。

ソーシャルギフトサービスは1位「1,001~3,000円」、3位「501~1,000円」、5位「0~500円」となり、他の購入場所に比べて気軽なギフトを贈るサービスとして支持されていることが単価の面からも明らかになりました。

ギフト特化型ECサイトは2位に「1,001~3,000円」が入っていることから、単価面においても総合ECサイトとソーシャルギフトサービスの両方の要素をもっていることがわかりました。

 

 

今回はオンラインのギフト購入場所の「総合ECサイト」・「ギフト特化型ECサイト」・「ソーシャルギフトサービス」の3チャネルに焦点を当てましたが、ギフトの多様化が進むにつれて購入場所の使い分け方の選択肢は増えていくと考えられます。

調査結果を見てもわかるように、購入者が過去の経験と照らし合わせて、ギフトのシーンや贈る相手などのTPOに合わせて、適切な購入場所を選んで使い分けていることが推察される結果となりました。ソーシャルギフトの利用率の高まりを受けて、今後さらに「購入場所の多様化や使い分け」が進んでいくことが予想されます。多様化する購入者の価値観や購入者が求めるギフトの変化に、ギフト供給者、販売者側が柔軟に適応していくことが、今後のギフト需要を捉える鍵となりそうです。

 

 

<調査概要>

実施時期:2024年6月18日〜20日

実施内容:インターネット上のパネルによる助成想起率調査

調査主体:株式会社ギフトモール オンラインギフト総研

https://giftmall.co.jp/souken/

回答人数:全国15歳〜59歳の男女2,250名(年齢性別均等割り付け/2024年7月からの1年間にギフト購入経験がある人)

※小数点以下の切り上げ、切り下げにより合計100%にならないことがございます。

※本調査結果をご利用いただく際は、【オンラインギフト総研 調べ】とご明記ください。

 

■ギフトモール オンラインギフト総研について

ギフトモール オンラインギフト総研は、①新しいギフト文化の兆しの発信 ②今後のギフトのあり方の提起・提言 を主な活動内容として、オンラインギフトサービスを通じた 幸福度の高い世の中の実現に貢献するために2021年に発足。

自社グループの運営する国内最大級のオンラインギフトサービスにおけるサプライヤーとユーザーそれぞれのデータから把握できる消費トレンドや、定期的に行う独自調査の結果等を踏まえて、オンラインギフト業界の最新の情報の発信を行います。

 

-オンラインギフト総研 公式サイト:https://giftmall.co.jp/souken/

 

■株式会社 ギフトモールについて

「MAKE MORE SMILES~世界により多くのスマイルを。」をPurpose(存在意義)に、「The World of Giftization~テクノロジー・データの力で世界のすべてをギフトで満たす」をVision(実現したい世界・未来)に掲げ、新たなギフト体験創造に取り組む2014年創業のテクノロジー企業。日本とシンガポールを拠点に、日本・インド・インドネシア等グローバルなギフト・プレゼント市場に向けてテクノロジープラットフォーム事業を推進中。約78万点以上のソーシャルギフト商品、10万点以上のパーソナライズギフト商品を扱う「Giftmall(ギフトモール)」および専属バイヤーによる厳選ギフトを集めた「Anny(アニー)」、お祝いイベント特化レストラン予約サービス「Annyお祝い体験」等を運営。グループの月間訪問ユーザー数は約3,600万人、グループ全体の年間流通額は約200億円を突破し、ギフト特化型のオンラインプラットフォームとして国内最大級の規模を誇る。

 

– Giftmall(ギフトモール)公式サイト:https://giftmall.co.jp/

– Anny(アニー)公式サイト:https://anny.gift/

– Annyお祝い体験(アニーおいわいたいけん)公式サイト:https://oiwai.anny.gift/

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