ギフトモール オンラインギフト総研<2022年クリスマスギフトのトレンド動向を発表>EC化が進む、子供向けおもちゃギフトの購入。2022年はデジタル機能が搭載された「新世代トイ」に注目。
当社グループが運営するギフト関連のプラットフォームでは、月間約3,600万人の生活者の方に、ギフトの情報の検索、購入のためにご利用いただいております。これらのデータをもとに、直近の売れ筋商品や単価の動向を分析し、広く世の中に発信することで、消費者の方々のギフト選びや、ギフトを販売されている事業者の皆様の参考にしていただくことを目的に、ギフトのリアルタイムな動向分析を発表してまいります。
今回は2022年12月25日のクリスマスに向けて、現時点での売れ筋商品の動向について、昨年同時期と比較して特徴的なものについてお知らせします。クリスマスギフトをこれから選ぼうとされている方や、クリスマスのギフトを販売されている事業者の皆様に参考にしていただければと考えています。
■調査サマリー
- 1.EC化が進むギフト市場。今年のクリスマスは子供向けギフトのネット購入割合が増加。
- 2. 今年の顔は「スマートウォッチ」・「トイカメラ」など。デジタル機能が搭載された「新世代トイ」に注目。
- 3.大人向けギフトは「歩数計」・「マッサージ器」等の健康系ギフトが上昇。
- 4.購入単価は「3,000-5,000円」がボリュームゾーン。贈る行為は積極的に、支出は堅実に。
ギフトモール オンラインギフト総研 所長 小川 安英
1998 年リクルート(現リクルート HD)入社。人材、旅行、金融にまたがる幅広い領域に従事したのち、 ギフト領域におけるイノベーションを目指し、2020 年 7 月ギフトモールに参画。10 兆円の規模を持つギフト市場の中でも特にオンラインギフトの可能性に着目し、利用率の推移や市場動向を分析。次世代ギフトの形を精力的に探求。
■データから見る2022年のクリスマスギフト、注目トレンド
※実際にオンラインで購入された商品のカテゴリ
※昨年2021年11月1日~30日と今年2022年11月1日~30日を比較分析
- 2022年クリスマス 注目トレンド①
- EC化が進むギフト市場。今年のクリスマスは子供向けギフトのネット購入割合が増加。
クリスマスギフトとして購入されている商品の上位100のカテゴリを、子供向けギフトと大人向けギフトに分類し、その構成割合を昨年と比較した結果、子供向けギフトの割合が昨年の46.9%から57.6%に増えていることがわかりました。
2022年6月に行った当総研の調査では、ギフトの購入場所に関して「総合ECサイト」が「デパートや百貨店の店頭」を今年初めて上回る結果が出ており、ECサイトが代表的な購入場所となっている事実があります(※)。クリスマス用の子供向けギフトに関しても、オンラインでの購入が増加傾向にあることがうかがえます。
※:ギフトモール オンラインギフト総研 「ギフト購入に関する調査」(2022年6月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000048025.html
- 2022年クリスマス 注目トレンド②
- 今年の顔は「スマートウォッチ」・「トイカメラ」など。デジタル機能が搭載された「新世代トイ」に注目。
子供向けギフトのカテゴリの詳細をみると、昨年に続き1位は「知育玩具」となり、続いて2位「メイキングトイ」(昨年3位)という結果になり、いずれも変わりなく強い支持を集めています。
今年上昇したカテゴリを見ると、デジタル系おもちゃが躍進しており、7位「スマートウオッチ」(昨年21位)、22位「カメラ」(昨年29位)、31位「電子ブロック」(昨年73位)、32位「トイカメラ」(昨年66位)がランクインする結果となりました。これらのおもちゃは、デジタル機能が搭載されており、楽しく学ぶことができたり、日々の出来事を記録することで感性を育むことができ、その今までにない特徴から「新世代トイ」と言えます。
令和キッズの生活に今やデジタルは当たり前に存在するものとなっていますが、それを反映するように「新世代トイ」が今後の子供向けクリスマスプレゼントの主役になりつつあります。
- 2022年クリスマス 注目トレンド③
- 大人向けギフトは「歩数計」・「マッサージ器」等の健康系ギフトが上昇。
一方、大人向けギフトのカテゴリの詳細をみると、4位「腕時計」、5位「マフラー」という結果になり、身につけられるアイテムが引き続き今年も人気でした。今年上昇したカテゴリの中では、11位「歩数計」(昨年35位)・19位「マッサージ器」(昨年23位)、52位「EMS」(昨年174位)、53位「ネックマッサージャー」(昨年107位)等の健康系アイテムが目立つ結果となりました。
- 2022年クリスマス 注目トレンド④
- 購入単価は「3,000-5,000円」がボリュームゾーン。贈る行為は積極的に、支出は堅実に。
購入価格帯は3,000-5,000円がボリュームゾーンになっており、33.4%(昨対比124%)という結果になりました。
全体として子供向けのギフトの件数が増加し、3,000-5,000円の価格帯のギフト購入の割合がそれに呼応する形で増加した一方、従来からある大人向けのギフトの購入単価はほぼ横ばいで推移しているのがその要因と考えられます。生活必需品の物価上昇の世相のなかで、クリスマスプレゼントを贈る行為自体は積極的に、ただし支出については堅実に、という意識の表れと言えるかもしれません。
<トレンドレポートの分析内容>
・分析内容:昨年同時期との検索カテゴリおよび購入価格比較
当社グループで運営するギフトプラットフォームサービス上で「クリスマス」に関連する検索を行った生活者の方が、実際にオンラインで購入した商品のカテゴリを比較分析。昨年と今年の実際の購入商品カテゴリごとの購入件数および購入価格を対象に分析を行いました。
・カテゴリ数:当社が独自に設定した1,456種類
・比較分析の対象期間:2021年11月1日~30日および2022年11月1日~30日
※小数点以下の切り上げ、切り下げにより合計100%にならないことがございます。
※本調査結果をご利用いただく際は、【ギフトモール オンラインギフト総研 調べ】とご明記ください。
■ギフトモール オンラインギフト総研について
ギフトモール オンラインギフト総研は、①新しいギフト文化の兆しの発信 ②今後のギフトのあり方の提起・提言 を主な活動内容として、オンラインギフトサービスを通じた 幸福度の高い世の中の実現に貢献するために2021年に発足。
自社グループの運営する国内最大級のオンラインギフトサービスにおけるサプライヤーとユーザーそれぞれのデータから把握できる消費トレンドや、定期的に行う独自調査の結果等を踏まえて、オンラインギフト業界の最新の情報の発信を行います。
-ギフトモール オンラインギフト総研 公式サイト:https://giftmall.co.jp/souken/
■株式会社 ギフトモールについて
「MAKE MORE SMILES ~世界により多くのスマイルを。」をPurpose(存在意義)に、「The World of Giftization ~テクノロジー・データの力で世界のすべてをギフトで満たす」をVision(実現したい世界・未来)に掲げ、新たなギフト体験創造に取り組む2014年創業のテクノロジー企業。日本とシンガポールを拠点に、日本・インド・インドネシア等グローバルなギフト・プレゼント市場に向けてテクノロジープラットフォーム事業を推進中。約50万点以上のソーシャルギフト商品を扱う「Giftmall(ギフトモール)」および専属バイヤーによる厳選ギフトを集めた「Anny(アニー)」等を運営。現在、グループの月間訪問ユーザー数は3,600万人を超え、国内最大級の規模を誇る。
– Giftmall(ギフトモール)公式サイト:https://giftmall.co.jp/
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